需要の交差弾力性 ( じゅようのこうさだんりょくせい )とは?
需要の交差弾力性とは、ある財Aの価格変化により、別の財Bの需要量がどれだけ変化するのかを把握する指標のこと。「財Bの需要量の変化率÷財Aの価格の変化率」の式により算出される。
これは別の財の価格が変化することで、需要量が変化する財に対して用いられる概念である。例えば、ガソリン価格が5%上昇したことで、自動車の販売量がX%低下した場合などに使われる。
需要の交差弾力性が正ならば、それぞれの財は代替財となり競争関係にある。そして、その数値が大きくなるほど代替性が大きいとされる。一方で負ならば補完財、ゼロならば独立財となる。