関税同盟 ( かんぜいどうめい )とは?
関税同盟とは、一定の地域内の関税や貿易障壁をなくし、さらに域外から輸入する物に対する関税や通商規則を、各締約国で全て実質的に同一にする同盟のこと。自由貿易協定(FTA)と並んで、地域貿易協定のひとつとなっている。
自由貿易協定との違いは、自由貿易協定が関税や貿易障壁をなくすにとどまるのに対し、関税同盟では域外から輸入する物への関税や通商規則までを各締約国で同一する点にある。
関税同盟の実例として、南部アフリカ関税同盟、東アフリカ共同体、湾岸協力会議、中米関税同盟、欧州連合関税同盟、欧州連合トルコ間、欧州連合アンドラ間、欧州連合サンマリノ間などがあげられる。
関連用語
- 自由貿易協定 【FTA】
- 関税 【tariff】
- GATT 【関税及び貿易に関する一般協定】
- 地域貿易協定 【RTA】
- WTO 【世界貿易機関】
- 税関 【customs】
- メルコスール 【南米共同体】
- 非関税障壁
- TPP 【環太平洋パートナーシップ協定】
- 最恵国待遇