非関税障壁 ( ひかんぜいしょうへき )とは?
非関税障壁とは、海外製品の輸入を制限する手段のうち、関税以外の制度や慣行によるものの総称。
代表的なものとしては、国内産業の保護を狙いとした「輸入数量制限」や、国内産業への政府補助金、あるいは「輸入課徴金制度」、政府関連機関による自国製品の優先買い付け制度などがある。
そのほかにも、グループ企業内の取引を優先させる日本の「系列取引」や複雑な流通システム、あるいは返品制度などの独特の商取引慣行なども、海外からは非関税障壁の一種であるとの批判を受けてきた。
関連用語
- TPP 【環太平洋パートナーシップ協定】
- 関税 【tariff】
- GATT 【関税及び貿易に関する一般協定】
- WTO 【世界貿易機関】
- 保護主義 【保護貿易】
- ダンピング 【不当廉価】
- 自由貿易 【FT】
- 輸入
- 最恵国待遇
- 貿易