自由貿易協定 ( じゆうぼうえききょうてい )とは?
自由貿易協定とは、特定の複数国や地域で、域内の関税を撤廃し、数量の制限などの貿易障壁となるものをなくすことで自由貿易の発展を狙う、貿易における国際協定のこと。1990年代から特に広まりをみせている。2カ国間で結ばれることが最も多いが、NAFTA(北米自由貿易協定)やAFTA(ASEAN自由貿易地域)など多国間で結ばれることもある。無差別で自由な貿易を促進するWTOも、無差別原則の例外としてこれを認めている。
メリットとしては自由貿易の促進や、貿易相手国との経済的な連携強化があげられる。一方で、自由競争が起こることにより国内の競争力が弱い産業が打撃を受けるというデメリットも存在する。
日本では2002年1月に初めてシンガポールと地域貿易協定が締結された。
関連用語
- TPP 【環太平洋パートナーシップ協定】
- NAFTA 【北米自由貿易協定】
- EPA 【経済連携協定】
- WTO 【世界貿易機関】
- 東アジア地域包括的経済連携 【RCEP】
- GATT 【関税及び貿易に関する一般協定】
- 関税 【tariff】
- 自由貿易 【FT】
- 貿易
- ASEAN 【東南アジア諸国連合】