税関 ( ぜいかん )とは?

税関とは、輸出入時の検査や関税徴収等の税関手続、貿易統計の作成・公表を行う行政機関。

日本の税関は財務省の地方支分部局で、輸出入の際にかかる関税消費税などを徴収するほか、薬物、銃器や知的財産侵害物品などの社会の安全安心を脅かす物品の密輸出入を取り締まり、貿易の秩序維持と健全な発展を目指す機関である。

函館、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、門司および長崎の8税関と沖縄地区税関からなる。さらに、各税関には税関支署や税関支署出張所、税関監視署および税関支署監視署が設置されていてそれぞれ税関業務を分担している。

1859年に長崎、神奈川、函館の港に「運上所」が設置されたのが税関の始まり。1872年から「税関」と改められ正式に発足している。

税関の水際取締に関する情報はたびたび取り上げられるが、「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」であるワシントン条約で輸出入が制限されている毛皮や皮革製品、また、偽ブランド品の押収は後を絶たない。

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