逃避マネー ( とうひマネー )とは？

逃避マネーとは、世界中で投資や投機に用いられている資金のうち、リスクの高い資産からリスクの低い資産へと投資先が変更される資金のこと。世界的な経済失速の懸念や各国の財政への不信感などにより、投資マネーや投機マネーの逃避が行われる。

具体的には下落の可能性がありリスクの高い株式などの資産から、金商品や日本円、債権などの相対的にリスクが低いとされる資産へと資金が流入する。逃避マネーが流入すると、リスクの低い資産の価格が高騰し、逃避目的でない資金の流入も行われるため、さらなる高騰を招くことがある。

しかし、リスクの低いとされる資産が消去法で選ばれていることも多く、必ずしも逃避マネーが集まっている資産のリスクが低いとは限らない。また、価格の高騰が行き過ぎると大幅な下落の可能性もあるほか、為替の場合は政府などにより介入が行われるリスクもある。

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