貸株市場 ( かしかぶしじょう )とは?

貸株市場とは、主に機関投資家の間で、株の貸し借りがなされる市場のこと。生命保険会社や信託銀行など大量の株式を保有している大口投資家が、証券会社やヘッジファンドなど信用取引などで大量の株を必要としている大口投資家に株式を貸す。

証券会社が貸し手と借り手の仲介役となっており、貸株の際に、借り手は貸し手に対して担保を差し出し、品貸料を支払う。品貸料は貸し手と借り手の相対で決定されるため特に決まっていない。

貸株は借り手に株主の名義が移るために、株主優待を受けられたり、議決権の権利を得ることができる。また、借りている間自由に売却することもできるが、最終的は借りた株式数を貸し手に返却する義務がある。

1998年の証券取引法改正により、証券会社の付随業務として株式の貸し借りが認められている。

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