品貸料 ( しながしりょう )とは?
品貸料とは、信用取引を行う際に、証券金融会社が外部から株式を借りるときにかかる貸株料のこと。信用取引において、売り注文が買い注文を上回ると、金銭や株券の貸付を行う金融商品取引業者において、株式が不足する。そのため金融商品取引業者は、証券金融会社から株券を調達する。さらに証券金融会社内で株が不足した場合、外部から株券を調達することになる。このときかかる費用を品貸料あるいは逆日歩という。
逆日歩は、品貸料が発生した銘柄の売り方全員が負担する。一方、品貸料が発生した銘柄の買い方は、金融商品取引業者に預託してある自己保有株式を貸し株に充て、逆日歩を受け取れる。逆日歩は、新規売買成立の日より4営業日目の受渡日から弁済売買成立の日より4営業日の受渡日の前日までの間の借り賃を累積して計算する。
なお、信用取引において、株式を借りるときにかかる借り賃を逆日歩あるいは品貸料というのに対し、金銭を借りるときにかかる金利を「日歩」という。
関連用語
- 証券会社 【securities company】
- 証金 【証券金融会社】
- 銘柄
- 信用取引
- 投資家 【invester】
- 空売り 【short selling】
- 新規株式公開 【IPO】
- 貸株料
- 株式 【stock】
- 貸借取引 【株券等貸借取引】