貨幣需要 ( かへいじゅよう )とは?

貨幣需要とは、経済学用語で、消費者の貨幣に対する需要のこと。財やサービスを購入するために、日常の手段として貨幣を保有することを取引的動機、不測の事態に備えて貨幣を保有することを予備的動機、資産として貨幣を保有することを投機的動機といい、これらの動機により貨幣需要が成り立っている。

取引的動機と予備的動機は国民所得が高まるに従って増え、投機的動機は銀行の利子率が減少するに従って増える傾向にある。

貨幣需要量を求める公式は、

L=eY-Fi+h

となっており、Lが貨幣需要量、eが貨幣需要の所得弾力性、Yが国民所得、fが貨幣需要の利子弾力性、Iが利子率、hが正の定数をそれぞれ意味している。

関連用語

索引