第二地方銀行 ( だいにちほうぎんこう )とは?
第二地方銀行とは、1989(平成元)年以降に、相互銀行が普通銀行へ転換してできた地方銀行のこと。地元の中小企業を中心に、地方銀行よりも小規模の企業との取引を行っている。社団法人第二地方銀行協会に加入している銀行のことで、44行(2009年)ある。相互銀行とは、地元の中小企業への融資を専門に行う金融機関のことであったが、都市銀行や地方銀行が中小企業への融資を積極的に行うようになったことで、普通銀行にはない規制があった相互銀行は不利な立場となり、普通銀行へ転換していった。
第二地方銀行協会は、1945年の社団法人全国無尽協会が発足で、1989年に会員行の普通銀行への転換に伴い、全国相互銀行協会から社団法人第二地方銀行協会と改名している。この協会では、会員の業務改善に関する調査研究や関係官庁、関係金融機関その他に対する意見の開陳および連絡や、第二地銀協キャッシュサービス(SCS)などの共同事業を行っている。第二地方銀行とは別に、各都道府県に本店を置き、各地方を中心に、個人や地域の中堅、中小企業などの小口取引を主体として営業を展開している地方銀行があり、社団法人全国地方銀行協会に正会員として加盟している地方銀行は64行(2008年)ある。
関連用語
- 銀行 【bank】
- 地方銀行
- 金融機関 【banking facility】
- 都市銀行 【major bank】
- 定期預金 【fixed deposit】
- 商業銀行 【普通銀行】
- 全国地方銀行協会 【Regional Banks Association of Japan】
- 信用金庫 【信金】
- 三井住友銀行 【SMBC】
- 仕組預金