発行済株式数 ( はっこうずみかぶしきすう )とは?

発行済株式数とは、会社が実際に発行している株式の総数のこと。自己株式は含まず、単位未満株式は含まれる。会社が発行する株式の総数は無制限ではなく、定款で定められている。発行可能な株式数は、定款で定められた範囲の株式数だけであり、その範囲であれば新株発行をすることができる。定款で定められた株式数を超えて発行したい場合は、株主総会での議決がなければ変更することができないことになっている。発行済株式数 は、1株あたりの会社の持分を計算する際に重要で、発行済株式数が多いほど、投資家にとって1株あたりの持分は少なくなる。例えば、新株発行などで発行済株式数が増加すると、1株あたり当期利益が低下することになる。発行済株式数に株価を掛けたものを時価総額といい、市場におけるその会社の評価額となる。

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