狩猟税 ( しゅりょうぜい )とは?

狩猟税とは、狩猟免許を取得し、狩猟者登録する人が納める税金のこと。各年度の狩猟期間において、狩猟したい都道府県で狩猟者登録する際に納付する地方税である。各都道府県が実施する鳥獣の保護や有害鳥獣対策などの費用に充てる目的税となっている。

狩猟税の額は、網猟免許、わな猟免許、第一種または第二種銃猟免許という4種類の狩猟免許ごとに異なる。なお、第一種銃猟免許はライフル銃や散弾銃を使用する狩猟、第二種銃猟免許は空気銃やガス銃を使用する狩猟の免許となっている。都道府県へ猟銃者登録申請書を提出する際に、収入証紙または現金で狩猟税の納付を行う。

近年、狩猟免許を所持するハンターが減少し、高齢化が進む一方、シカやイノシシなどの有害鳥獣による農作物被害が急増している。このことから環境省では、農作物被害を減らすために、ハンターを増加させるべく、狩猟税を廃止することを検討している。

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