流動性供給入札 ( りゅうどうせいきょうきゅうにゅうさつ )とは?

流動性供給入札とは、国債市場の流動性を維持、向上することを目的に、市場で品薄となっている国債銘柄を追加発行すること。国債発行計画にもとづく通常の国債発行を補完する位置付けとなっている。2006年4月より導入された。

発行量が少なく、満期保有が多いなどの理由から構造的に市場で品薄となり、流動性が不足している国債銘柄を追加発行する。国債市場の流動性の維持、向上に役立つほか、当初より割安な金利で発行できるため、資金調達コストを抑制できるといったメリットがある。なお、流動性供給入札に応札できるのは、銀行や証券会社などの国債市場特別参加者に限られる。

当初は、20年債の残存11年から16年の銘柄を対象としていたが、2008年4月からは10年債、30年債にも対象が拡大され、2013年7月からは40年債も対象に追加された。さらに、2014年4月からは新規発行銘柄を除くすべての銘柄が対象になっている。

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