損害保険料率算出機構 ( そんがいほけんりょうりつさんしゅつきこう )とは?

損害保険料率算出機構とは、損害保険の参考純率基準料率の算出、提供および自賠責保険の損害調査などを主に行う組織。前身である損害保険料率算定会と自動車保険料率算定会が統合し、2002年に設立された。

参考純率は火災保険、傷害保険、自動車保険介護費用保険、基準料率は自賠責保険、地震保険にそれぞれ適用される保険料率。どちらも会員等から提供されたデータをもとに精度の高い保険統計を作成し、これを分析する。科学的、工学的手法や保険数理の理論を駆使して適正な料率を算出し、金融庁長官に届けている。

自賠責保険の損害調査とは、被害者や加害者の請求書類を損保会社を経由して受け、事故の状況と支払いの的確性を中立的な立場で調査すること。全ての自動車に契約が義務付けられている自賠責保険は社会保障的な性格が強い保険であるため、公平な支払いが求められている。被害者救済のため迅速な調査が行われることが必要となる。

主要な損害保険会社は会員として名を連ねている。

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