基準料率 ( きじゅんりょうりつ )とは？
基準料率とは、保険料率の基準となる数値のこと。公共性の高い自動車の自賠責保険と地震保険に適用される数値で、主に損害保険料率算出機構が算出している数値のことを指す。保険料率は純保険料率と付加保険料率から成る。純保険料率とは事故などの際に保険として支払われるもので、付加保険料率は保険会社が損害の調査や契約の事務処理等にあてる費用。
損害保険料率算出機構の会員である保険会社から報告される過去の保険金支払いデータと将来への予測を基に、純保険料率を算出。さらに保険会社の決算資料や賃金・物価に関する統計等を参考に、利潤や不足が生じないよう付加保険料率を算出。算出機構はこれを金融庁に届け出て認可を受ける。保険会社各社はこの基準料率を使用する旨を金融庁に届け出ることにより保険業法に基づく認可を取得し、保険料率として使用することができる。