介護費用保険 ( かいごひようほけん )とは?

介護費用保険とは、生命保険会社が販売する商品のひとつ。被保険者が寝たきりや認知症など、所定の条件に該当すると、一時金や年金が現金給付される保険である。ホームヘルパーの在宅サービス派遣や介護福祉施設への施設サービス入居など、主に現物支給によるサービスの提供を行い、40歳以上からの契約となる公的介護保険とは異なる。

介護費用保険は公的介護保険の不足を補完するためにできた新しい保険であるため、保険会社によって内容は異なる。ただし、概ね40歳未満でも契約をすることが可能で、65歳未満であっても所定の条件を満たせば介護年金や一時金を受け取ることができる。介護費用保険の給付内容も、介護一時金、介護保険金、介護療養費用保険金、介護年金、回復一時金、臨時費用保険金、介護施設費用保険金など、保険会社によって呼び方も様々で、受取方法については、一度にまとまった金額を受け取る「一時金」、保険期間中に一定金額を毎年受け取る「年金」、「一時金と年金の併用」の3タイプが見られる。受取期間は、10年間などの有期タイプと一生涯受け取れる終身タイプがある。

ただし、保険金が支払われるまでの手続きに時間がかかることが多いため、当座のお金は契約者が事前に用意する必要が多々ある。なお、介護費用保険は、1人につき1社としか契約することができない。

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