強制徴収 ( きょうせいちょうしゅう )とは?
強制徴収とは、十分な所得や資産がありながら、国民年金の保険料を納めない滞納者に対して、預貯金などを差し押さえる強制措置のこと。社会保険庁が低迷する納付率を背景に、2003年度から本格的に取り組み始めた。
強制徴収の手順としては、まず、未納者に対して全国の社会保険事務所が納付を促す「催告状」を送付するなどして、「納付督励」がなされる。度重なる納付督励に応じない場合には「最終催告状」を送付し、滞納処分の手続きを行う前に、最後の自主納付を促す通知をする。
この「最終催告状」の指定期限までに納付が行われなかった場合には、「督促状」が送付される。そこで指定された期限までに納付がない場合は、財産調査が行われる。
その後「差押予告」により、期限までに納付がない場合、差し押さえをする旨の通知を行う。それでもなお、期限までに納付がない場合には「財産差押」が執行される。
関連用語
- 強制執行 【差し押さえ】
- 行政処分 【行政行為】
- 日本年金機構
- 国民年金法
- 個人型確定拠出年金
- 厚生年金 【employees’ pension】
- 障害年金 【disability pension】
- 遺族年金
- 所得 【income】
- 財産 【asset】