年末残高証明書 ( ねんまつざんだかしょうめいしょ )とは?
年末残高証明書とは、住宅ローンを組んだ消費者が、所得税の控除を受けるのに必要な書類のこと。正式名称は「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」である。住宅金融支援機構では、「融資額残高証明書」という略称が用いられる。
住宅ローンによる控除措置、通称「住宅ローン減税」を受けるためには、ローンを完済するまでの間、毎年年末残高証明書を市区町村に申告する必要がある。2年目以降は、年末調整で控除手続きを行う必要があるが、何らかの理由で申告できなかった場合は、確定申告を行うことで控除を受けられるようになる。年末残高証明書はローンの債権者である金融機関に交付を申請する必要があるが、金融機関によっては、年末調整に間に合うよう毎年10月から11月頃に年末残高証明書を自動的に送付してくれる。預金残高証明書とは異なり、発行費用は無料である。
年末残高証明書には、償還表に従って返済した場合の、12月31日時点でのローン残高が記載されている。通常12月よりも早く発行されるので、残高記載額はあくまで予定となっている。発行後に冬のボーナスなどによる繰り上げ返済があり、残高が記載額から変わった場合には、再発行が必要となる。
関連用語
- モーゲージ 【住宅ローン】
- 年末調整 【年調】
- 確定申告 【final income tax return】
- 住宅ローン減税
- 医療費控除
- フラット35
- 源泉徴収票
- 住宅金融支援機構 【JHF】
- ポイントカード 【ポイントサービス】
- マイナンバー 【社会保障税番号制度】