定率方式 ( ていりつほうしき )とは?
定率方式とは、消費者金融やクレジットカード決済の返済方法のひとつである「リボルビング払い」の一方式。毎月の最低支払金額が借入残高の一定割合となる返済方法である。
定率方式は、借入残高より必ず少ない額を払うことになるので、何もしないでおくと返済はいつまで経っても終了しない。そのため、完全に清算するためには、一括返済を行うなどの機会が必要となる。リボルビング払いの方式は定率方式のほか、定額方式と残高スライド方式があるが、日本のクレジットカード会社では定額方式と残高スライド方式の利用が多くなっている。
定率方式は、元利定率リボルビング方式と元金定率リボルビング方式に分類される。元利定率リボルビング方式とは、借入残高に利息を加えた額に対して指定した割合で返済する方式であり、元金定率リボルビング方式は借入残高に定率を乗じた返済額に加え、利息を支払う方式である。
定率方式の問題点としては、借入残高が減少するにつれて支払い金額も少なくなるため、返済期間が延びて利息が膨らんでしまうこと、一括返済の手続きを別にしない限り支払いが終わらないことなどが挙げられる。
関連用語
- カードローン
- リボルビング払い 【リボ払い】
- 残高スライド方式
- キャッシング 【cashing】
- 定額方式
- 消費者金融 【consumer loans】
- 債務整理
- 元金均等返済
- ヤミ金融 【闇金】
- 元利均等返済