定年延長 ( ていねんえんちょう )とは?
定年延長とは、企業などが就業規則などで定められている定年退職の年齢を、制度的に引き上げること。
2000年から厚生年金の支給開始年齢の引き上げに伴う、収入の空白期間を埋めるために、導入する企業が出始めていた。
さらに2006年4月には、高齢者の安定した雇用の確保などを図るために、改正高年齢者雇用安定法が施行され、65歳まで働ける環境づくりが企業に義務付けられた。この法改正に基づく雇用確保の手段には、定年延長、継続雇用制度の導入、定年廃止の3つがあり、企業はいずれかの措置を講じなければならないとされている。
ただし、継続雇用を希望していない労働者などは対象外となる。そのため労働者全員の65歳までの雇用義務を課すものではないとされている。