官民競争入札 ( かんみんきょうそうにゅうさつ )とは？
官民競争入札とは、従来は政府や公共機関などの官が行ってきた行政サービスを、官民で公平な条件の下、競争入札をさせる仕組みのこと。この競争入札で、サービスの質と価格の面から最もすぐれた入札者が、その行政サービスを担うことになる。行政サービスへ競争原理を取り入れることで、サービスの質の向上やコスト削減などが期待される。
市場化テストの対象として選択された事業の競争入札で官が優れていた場合は、引き続き官がその事業を担う。この場合、入札へ参加したことで公務員の意識改革や、不透明な行政サービスの実態が明確になることなどが期待できる。
一方で民が優れていた場合は、民営化や民間委託が推進されていく。この場合、民間へ事業が開放されることで新たな市場が創出され、民間のビジネスチャンスが拡大していくことが期待できる。