外貨建て都債 ( がいかだてとさい )とは?

外貨建て都債とは、東京都が発行する外貨建ての個人向け地方債のこと。従来、すべて円建てで発行されていた個人向け都債の一部を外貨建てに変更したもので、2014年11月から12月に募集される予定の第1弾では、約50億円分のオーストラリアドル(豪ドル)建て都債を発行する。

従来型の円建て都債に加えて、商品性の異なる外貨建て都債を発行することで、運用の選択肢を広げ、都債の魅力を高めるのが狙い。豪ドル建て都債の償還期間は5年、金利は3%程度になる見通しで、円建て都債の0.1%程度の金利を大幅に上回る。ただし、将来的に円高豪ドル安になった場合、資産価値が下がる為替変動リスクがある。

個人向けの国債および地方債では、外貨建て債の発行は戦後初となる。また、個人向け都債の名称は、従来の「東京再生都債」から2014年度より「東京グローバル都債」に変更される。

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