地価動向報告 ( ちかどうこうほうこく )とは？
地価動向報告とは、地価の動きを把握するため、国土交通省土地・水資源局地価調査課が2008年1月から四半期(3カ月)ごとに調査、公表している地価動向のこと。
短期的な土地の値動きを把握する目的で公表されているが、年に一度の公示地価(毎年1月1日時点)と都道府県基準地価(毎年7月1日時点)を補うという役割もある。通称は、地価 LOOK レポート。正称は、主要都市の高度利用地地価動向報告である。地域の鑑定評価員(不動産鑑定士)による地価動向報告を集約して公表する。国土交通省の土地総合情報ライブラリーのホームページ内などで閲覧することができる。対象は3大都市圏と地方中心都市の主な商業地と住宅地。調査地点数は当初100だったが、2008年10月実施の調査から150に増えている。
調査項目としては、第一に総合評価として対象地区の代表的地点の土地価格を鑑定評価し、四半期毎の変動率を記載し、第二に詳細項目として、対象地区全体についての各要因(取引価格、取引利回り、取引件数、投資用不動産の供給、オフィス賃料、店舗賃料、マンション分譲価格、マンション賃料)の動向を記載している。第三にこれらの動向についての鑑定評価員のコメントを記載するようになっている。