国際復興開発銀行 ( こくさいふっこうかいはつぎんこう )とは?
国際復興開発銀行とは、世界最大の開発国援助機関。1944年のブレトンウッズ会議での協定に基づき1945年12月設立、1946年6月から業務を開始した。国際開発協会(IDA)と合わせて「世界銀行」ともいう。また国際金融公社(IFC)、多数国間投資保証機関(MIGA)、国際投資紛争解決センター(ICSID)を合わせて「世界銀行グループ」と呼ぶ。本部はワシントンD.C.。国際通貨基金(IMF)の加盟国185カ国がそれぞれの経済力に応じた額の資本を拠出している。IMF加盟国は国際復興開発銀行にも自動的に加盟することになる。加盟国を代表する24名の理事で理事会を構成している。
設立当初は資金調達が困難だった加盟国の戦後復興と経済発展のための融資を行っていたが、復興した現在では開発途上国に融資を行っている。開発登場国の教育、医療、災害復興、環境などへ融資し、貧困を削減することを目指している。それ以外の業務としては国際開発協会に対する贈与。国際開発協会は国際復興開発銀行からの融資が困難だった国に対し、より緩やかな貸し付け条件で融資を行っている機関。
融資の原資は市場からの借り入れが最も多い。発行する債券を世銀債と呼び、トリプルAの格付けがなされている。
関連用語
- 世界銀行 【World Bank】
- 債券
- IMF 【国際通貨基金】
- IFC 【国際金融公社】
- 欧州復興開発銀行
- 最貧国 【LDC】
- S&P 【スタンダードアンドプアーズ】
- 会社設立
- ブレトンウッズ体制
- アジア開発銀行 【ADB】