商工中金 ( しょうこうちゅうきん )とは?

商工中金とは、商工組合中央金庫法にもとづき1936年に設立された、中小企業を対象とする政府関係金融機関のこと。略称は「商工中金」。79.6%が政府出資で、その他出資資格を持つ団体からの出資で成り立ち、原則として、その出資団体や所属団体、構成員に対してのみ取引を行う。出資資格を持つ団体としては、中小企業等協同組合、協業組合、商工組合、商店街振興組合、生活衛生同業組合、酒造組合、酒販組合、内航海運組合、輸出組合、輸入組合、輸出入組合、市街地再開発組合などがある。

資金調達は、預金や商工債券(ワリショーやリッショー)の発行で賄う。資金運用は、貸出、手形割引引受が主な運用手段。一部の証券業務やデリバティブ取引など、業務の多様化も認められてきている。また、最近ではどちらの取引も対象者を出資資格を持つ団体以外にも拡大してきている。

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