動力費 ( どうりょくひ )とは？
動力費とは、企業会計上では、製造業の工場で使用されている製造原価報告書関連の勘定科目で使用される製造経費の部の仕訳のひとつ。工場独自の経費でもあり、製造部門稼動のためのエネルギー源の費用を、製造原価報告書関連の動力費の勘定科目へ計上する。その後、製造または加工原価として計算される。工場では機械用の電力、燃料、水道料、ガス代、光熱費などのエネルギー源が特別に発生することがあるため、機械の動力費をメ-タを付けて管理している場合など、通常の水道光熱費などと区分するために使用される勘定科目である。特別に機械だけで管理していない場合には、製造原価報告書関連の水道光熱費などの勘定科目を使用することもできる。計上方法の例としては、翌月支払いの場合、左側の借方には動力費と月末時の未払費用の2項目を計上し、右側の貸方には未払費用と翌月支払時の当座預金の2項目を計上する。