労働金庫 ( ろうどうきんこ )とは?

労働金庫とは、1953年に施行された労働金庫法にもとづき、労働組合、消費生活協同組合、公務員・私立学校教職員組合などの労働者団体によって組織される金融機関のこと。「団体の行う福利共済活動のために金融の円滑を図り、もってその健全な発達を促進するとともに労働者の経済的地位の向上に資することを目的とする」として発足した。働く人の福祉金融機関として機能する。略称は「労金(ろうきん)」。中央機関は労働金庫連合会

主な業務は、会員(同地区内の労働者団体や個人労働者)や、会員でない一般勤労者から預金定期積金を受け入れ、会員やその構成員に対する労働者団体の福祉事業資金や生活資金、住宅資金などの貸付・手形割引をすること。また、国や地方公共団体、非営利法人からの預金も受ける。しかし、調達・運用の両面で制約が多い。

1966年に沖縄ろうきんが設立されて金庫数は47あるが、金融自由化の進展に対応するためにも経営基盤強化の必要性があり、2010年までに各地の労働金庫と労働金庫連合会を統合する構想が発表されて現在合併が進んでいる。

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