労使交渉 ( ろうしこうしょう )とは？
労使交渉とは、労働組合と経営側との交渉の場のこと。自動車総連や電機連合など産業別労働組合で決めた統一要求に沿い、個別の労働組合は経営側との交渉に臨む。その中でもまず大手企業が交渉を行い、賃金相場を決定し、それに中小企業が従うというのが一般的な流れとなっている。
日本において、毎年春(2月)頃から行われる春季労使交渉のことは春闘(春季賃金闘争)といわれる。会社は、労働組合を会社内における唯一の交渉団体と認め、この労働組合以外のいかなる団体とも団体交渉を行わないと、労働協約の中で規定している。
労使交渉の場では、定期昇給の維持や昨年を上回る賃上げ要求、また、雇用維持や労働時間の短縮などの労働条件改善交渉などを行う。