労働協約 ( ろうどうきょうやく )とは？
労働協約とは、企業の労働組合と雇用側との間に結ばれた労働条件のこと。企業内の労働組合などが雇用側と話し合い、労働条件をより良くするために労働協約を結ぶ。労働協約に反した就業規則や労働契約は無効となり、無効となった部分は労働協約で定められた内容が適用される。ただし労働協約の効力が及ぶのは労働組合の組合員に限られている。
労働契約で合意に至ってない部分の労働条件は、労働基準法、労働協定、就業規則などによって補われるほか、労働契約で不利な部分があれば労働基準法などが優先される。効力の強さとしては強い順に労働基準法>労働協定>就業規則>労働契約となる。