前期損益修正損 ( ぜんきそんえきしゅうせいそん )とは?
前期損益修正損とは、企業会計上、損益計算書で使用される勘定科目の、特別損失の部の仕訳のひとつ。過年度に属する、費用・収益の訂正により、当期に損失として認識されたものを前期損益修正損の勘定科目へ計上する。金額的に小額で重要性の無いものは営業外費用の雑損失の勘定科目を使用することもでき、前期損益修正損との区分は難しいことが多々あるので要注意。仕入の計上漏れや減価償却が過少であった、また、棚卸資産の評価額修正損など、前期以前の決算数値に誤りがみつかり、利益が減少する場合に計上される。計上方法の例としては、前期に計上した建物の減価償却費が200,000円過少だった場合、左側の借方には前期損益修正損として200,000円を計上し、右側の貸方には建物として200,000円を計上する。