事業再生ADR ( じぎょうさいせいエーディーアール )とは？
事業再生ADRとは、企業再生手法のひとつ。裁判のように強制力を持った紛争解決の手続きを利用することなく、企業と金融機関などの当事者間での話し合いをもって、解決していくという手法。第三者機関である事業再生実務家協会が過剰債務を抱える企業と金融機関などを調整し、企業の持つ過剰債務に対する弁済の猶予や債務免除がなされる。
私的整理と法的整理の両方の要素を持つ方法で、私的整理と同様に倒産というかたちにはならないため、風評被害のリスクを軽減できると同時に、法的整理の信頼性も備えている点がメリットとなっている。