マクロ経済 ( マクロけいざい )とは?
マクロ経済とは、所得、雇用、物価、消費、投資など経済を一国全体の動きで見ること。経済学の基礎理論のひとつ。対義語は「ミクロ経済」。経済の三態(政府・企業・家計)で、経済全体を総体的に大きくみる。
例えば、個人の給料が増えても、国全体の物価が上がってしまっていたら、給料は増えたことにならないといったように、個人レベルではなく大きく捉える経済の考え方。
GDP成長率などの経済成長率や、消費者物価指数などの物価指数、貯蓄・消費・投資・国際収支・景気指数などの集計概念をもとに経済を数値的に捉え、それらにより、今後の経済状況や有効な経済政策について考えることができる。
景気の良し悪しや、円高問題、景気変動による不況や失業による経済政策など、国や政府のレベルでさまざまな立場のお金に対する価値を比較・分析するのもマクロ経済の考え方である。
関連用語
- ミクロ経済 【micro economy】
- 国民所得 【national income】
- GDP 【国内総生産】
- 市場 【マーケット】
- 財政政策
- フィリップス曲線 【Phillips curve】
- インフレ 【インフレーション】
- インフレ率 【Inflation rate】
- 貯蓄
- 三面等価の原則