ハイイールド債 ( ハイイールドさい )とは?
ハイイールド債とは、債券などの格付機関によって格付けされる債券の信用度において、BB格(Ba格)相当以下に格付けされ、高利率である債券のこと。格付機関から付与される格付が投資適格に満たない社債(企業が発行する債券)のことで、長期債格付でBBB格(Baa格)相当以上の格付が付与されている投資適格債に比べて信用リスクが高い反面、高い利回りで発行または取引されている。投資適格債券に比べ、債券の元本や利息の支払いが滞ったり、支払われなくなる可能性が高いため、個別のハイ・イールド債への投資はリスクが高いといえる。デフォルト率なども考慮した理論価格よりも安くなる傾向があるとされていることに目をつけ、それをパッケージにして運用すれば、リスクも分散されて高いパフォーマンスが得られるという発想による戦略(投資信託)もある。ただし、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことも少なからずある。