為替ヘッジ ( かわせヘッジ )とは?
為替ヘッジとは、為替変動によるリスクを回避すること。方法としては通貨の先物取引やオプション取引がある。外貨建て資産に投資する場合、将来自国通貨の価格が上がり相手国通貨の価格が下がることで為替差損を被ってしまえば、たとえ運用で利益が出たとしても、その運用益が為替差損によって相殺あるいはマイナスになってしまうことも考えられる。
そこで将来の為替変換レートをあらかじめ決めておくことで為替ヘッジをする。為替ヘッジにはコストがかかり、ヘッジコストは国と国の金利差で決まる。為替ヘッジは将来の為替差損を防げる反面、為替差益が出た場合の恩恵を受けられなくなったり、将来の為替レートが現在と変わらなければヘッジコストだけがかかるというデメリットもある。
従って為替ヘッジは高い運用利回りが期待できる外貨建て資産に対して、為替リスクを取ることなく安全に投資したいという場合などに効果的といえる。