ドル年金保険 ( ドルねんきんほけん )とは？
ドル年金保険とは、個人年金保険のひとつ。日本円で預けた一時払保険料のうち、年金を受け取るための積立金である「年金原資」を、米ドルに換算し固定の利率で預けるため、株や投資信託などよりも少ないリスクで運用できる。契約時に米ドル建の年金原資が決まり、予定利率も確定する。
なお、米ドル建のため分散投資としても活用できるが、契約時に支払った保険料の一部は契約時費用に充てられる仕組みとなっており、保険料の全額が積立金に充てられるわけではない。
ドル年金保険では、米国国債の複利利回りを指標金利としているため、米ドル建の年金、解約返戻金や積立金が為替変動により、日本円に換算した場合に一時払保険料を下回る「為替リスク」がある。また、解約や基本保険金額の減額をした場合に受け取る解約返戻金額は、解約時期や指標金利に応じて変動するため、一時払保険料の契約時の米ドル換算額を下回る「解約による元本割れリスク」も存在する。