年金原資 ( ねんきんげんし )とは?

年金原資とは、年金の元となる積立金のこと。年金とは、老齢基礎年金など国が給付するもののほかに、生命保険会社の個人年金保険などがあり、年金の給付金は年金原資をもとに計算される。老齢基礎年金では788,900円×(40年×12ヵ月)÷保険料納付済月数が年金原資となり、年金の受け取り時期によって、受け取り総額は異なる。

個人年金保険には「変額年金保険」や「定額年金保険」などの商品があり、月ごとに受け取る年金形式だけではなく一括で受け取れるものもあるが、一括で受け取るよりも分割で受け取るほうが給付金の受け取り総額は多くなる。受け取り総額が多くなる理由は、分割の場合は受け取っていない期間に保険会社が年金原資の運用を行うためであり、年金原資を運用した分だけ受け取り総額が多くなる。なお、個人年金保険の受け取り方法は契約時に取り決められるが、年金受け取り前であれば受け取り方法の変更は可能である。

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