特別勘定 ( とくべつかんじょう )とは？
特別勘定とは、保険会社の保有するほかの財産と区分して管理・運用するもので、個々の運用方針に沿っての管理・運用が必要である変額保険や変額年金などがこの勘定で運用される。運用成果が直接契約者の返戻金や年金額に反省されるため、株価の下落などで積立金が減少した場合、解約返戻金や年金額も減少する。変額年金保険の多くで、特別勘定として投資信託を使っており、契約者が自分で選択した投資信託で資金が運用されることになる。投資先の選択肢としては、日本の株式または債券や海外の株式または債券など対象の異なる投資信託が複数用意されている。特別勘定の運用に伴った価格変動リスクや為替変動リスク、金利変動リスクなどは契約者および受取人に帰属することに注意を要する。特別勘定とは異なり、定額の保険や年金など一定の予定利率を契約者に保証している保険を運用する勘定を「一般勘定」という。