コンベンショナル方式 ( コンベンショナルほうしき )とは?

コンベンショナル方式とは、債券の売買方式として用いられる、競争入札の一形態。入札参加者が債権を落札した場合、その落札者が提示した価格が、各落札者にとっての価格となるもの。価格でなく利回りを入札する場合もある。

発行者はあらかじめ発行予定額あるいはクーポンを定めておき、応募者からの入札申込みを受け付ける。申し込まれた入札額の高いものから順次割り当てていき、発行予定額に達するまで入札に応じる。

この方式によると、複数の価格または利回りが誕生するため、「複数価格入札方式」とも呼ばれる。コンベンショナル方式は、入札の巧拙が直接コストに響くことや、入札方式の中で最も自由競争の性格が強いことから、「完全入札」ともいう。

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