e-Tax ( イータックス )とは?
e-Taxとは、インターネットを利用した、国税申告および納税システムのこと。2004年から全国で利用可能になったシステムで、あらかじめ開始届出書を提出し、登録することで、インターネットで所得税・法人税・消費税・酒税や印紙税など国税に関する申告や、申請・届出などの手続き、全税目の納税もできる利用するためには、インターネットが利用できる環境とパソコンが必要。
「開始届出書」に必要事項を記入し、納税地を所轄する税務署長に提出(オンライン提出も可)する。さらに、インターネット上で本人であることを証明する電子署名用の「電子証明書」(電子証明書がICカードで発行される場合は、ICカードリーダライタ)を取得する。取得するには、住民票のある市区町村の窓口で住民基本台帳カード(ICカード)を入手し、電子証明書発行申請書等を提出する。なお、市区町村で発行される「地方公共団体による「公的個人認証サービス」に基づく電子証明書」以外にも「法務省が運営する「商業登記認証局」が発行するもの」などe-Taxで使用できる電子証明書はいくつかある。
その後、税務署から利用者識別番号などを記載した通知書等が送付され、e-Tax ホームページからe-Taxソフトをダウンロードし、暗証番号の変更や電子証明書の登録などの初期登録を行えば、e-Taxのシステムが利用可能になる。
e-Taxを利用することで、受付システムの利用時間内(午後9時までで、インターネットバンキング等の利用可能時間内)であれば税務署の閉庁時間でも申告・納税などの手続きができるほか、現金や小切手を持ち歩かずにインターネットバンキングから納税ができるなど、自宅やオフィスから手続きが可能になり利便性の向上が図られた。