DD原油 ( ディーディーげんゆ )とは?
DD原油とは、産油国が消費国の石油会社へ直接販売する原油のこと。メジャーに代表される外国の石油会社や商社などを経由せずに調達される。日本におけるその価格は、アジアの指標となっている中東産「ドバイ原油」と、「オマーン原油」の月間平均価格などを基に決められている。
日本は原油輸入の約8割を、このDD原油で調達しているため、DD原油価格の上昇はガソリンや軽油などの卸値を上げる圧力となる。
特に最大輸入国であるサウジアラビア産の品質が高い軽質原油である「エキストラライト」は、ガソリンや軽油などを多く精製できることから主力となっており、価格面で注目されている。
ちなみに、産油国と消費国の政府間で直接取引が行われる原油のことを特別に「GG原油」(government to government crude oil)と呼ぶこともある。
関連用語
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- WTI 【West Texas Intermediate】
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