1株純資産 ( ひとかぶじゅんしさん )とは？
1株純資産とは、貸借対照表上の資本の合計(純資産=資本金+法廷準備金+剰余金)を発行済み株式総数で割った数値のこと。1株当たり純資産の額は、その企業の株価の理論的な下値を表す。一株株主資本ともいわれ、その会社の理論上の解散価値をあらわしている。また、07年度決算からは純資産と表記されている。1株純資産の数字が大きいほど、会社の安定性が高いといえ、マイナスである企業は債務超過であるといえる。1株純資産は、企業価値に見合った株価かどうかを判断することができる株価純資産倍率の計算にも使用される。ただし、前回の期末時点での純資産を元に1株純資産を算出するため、倒産しそうになった会社がその後、資産を売ったり、債券を発行したりして純資産が減っている場合などはあまり参考にならないので要注意。