雑費 ( ざっぴ )とは?

雑費とは、主要な用途以外の種々雑多な費用のこと。企業会計上では、損益計算書で使用される勘定科目の、販売費及び一般管理費の部の仕訳のひとつ。販売費及び一般管理費の勘定科目のいずれにも属さず、小額かつ一時的で特定科目を設けるほどでもないものを雑費の勘定科目へ計上する。ただし、専門家に支払う報酬や振込み料などは支払手数料の勘定科目を使用する。雑費の内訳は記入されないため、財務諸表上、唯一使用用途が明確でない勘定科目になる。よって、雑費の額が大きくならないように注意し、なるべく他の勘定科目へ計上するように仕訳する。頻度が多くなった支出については、そのための勘定科目を新しく設定して雑費から区分することが望ましい。雑費の例としては、クリーニング代や廃棄物処理費用、現像料金などである。

計上方法の例としては、応接室のソファーを廃棄処分した時の処分費用が5,000円を現金で支払った場合、左側の借方には雑費として5,000円、右側の貸方には現金として5,000円を計上する。

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