支払手数料 ( しはらいてすうりょう )とは?

支払手数料とは、企業会計上、損益計算書で使用される勘定科目の、販売費及び一般管理費の部の仕訳のひとつ。「管理諸費」という名目を使用する会社もある。販売費及び一般管理費の勘定科目のいずれにも属さず、小額かつ一時的で特定科目を設ける必要のない「雑費」にも含まれない経費を支払手数料の勘定科目へ計上する。例えば、弁護士や公認会計士など専門家に支払う報酬や振込料、証明書交付に対して支払う手数料や行政手数料、市場調査委託料などがこれにあたる。

計上方法の例としては、銀行振り込みをした際、手数料が210円かかった場合、左側の借方には支払手数料として210円、右側の貸方には現金として210円を計上する。また、取引先の売掛金3万円が入金された際、振込手数料420円(消費税込み)が差し引かれる場合、左側の借方には普通預金として29,580円、支払手数料として400円、仮払消費税等として20円の3項目が計上され、右側の貸方には売掛金として3万円を計上する。

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