開放経済モデル ( かいほうけいざいモデル )とは?
開放経済モデルとは、マクロ経済学で使われる用語で、外国との金融.貿易取引をしている経済のことを開放経済といい、国民経済モデル(閉鎖経済モデル)に、外国との取引状況を見るための海外部門を加えた経済モデルのことを開放経済モデルという。国際経済モデル、オープン・モデル、開放体系ともいわれている。対義語は、閉鎖経済モデル。モデル作成の際に分析対象となるのは、貿易収支、資本収支、為替レートなどであり、変動相場制と固定相場制における経済政策の効果の違いなどを考える際に用いられる。
また、経済モデルには、生産を行う企業と消費を行う家計を経済部門とした民間経済モデルと、民間経済モデルに、民間経済の手助けをする調整役である政府をあわせた国民経済モデル、さらに外国との取引状況を見る海外を経済部門として加えた国際経済モデルの3つがある。
関連用語
- 開放経済
- 財政政策
- 国民所得 【national income】
- 貯蓄
- マクロ経済 【macro economy】
- 貨幣需要
- GDP 【国内総生産】
- 金融政策
- 限界消費性向 【marginal propensity to consume】
- フィリップス曲線 【Phillips curve】