銀行代理店 ( ぎんこうだいりてん )とは?

銀行代理店とは、銀行に許可されている預金為替に関する業務を代理店が行うことのできる制度。従来は代理店となりうるのは銀行の100%子会社などに限られていた。しかし、銀行法の改正により2006年4月から銀行子会社以外の一般企業にも銀行代理業務の門戸が開かれた。

銀行代理店業務の解禁にともない、一般企業は自己の事業所における預金の預け入れ・引き出しや個人向けローンの受付ができるようになる。銀行の支店とことなり、法人向けの融資をすることはできないが、銀行代理業務の規制緩和により個人利用者の利便性は大きく向上する見込みである。

具体的には不動産会社が銀行代理業務に参入すると、不動産販売と住宅ローンの契約が1箇所でできるようになったり、またコンビ二の参入により、銀行代理店数が大幅に増加するなどの効果が期待できる。

また銀行にとっても、他業種との業務提携により自行の拠点数が飛躍的に伸びる可能性を秘めている。このように銀行代理業務の解禁は事業者、利用者のどちらにとってもメリットをもたらしうるものとなっている。

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