連結財務諸表 ( れんけつざいむしょひょう )とは?

連結財務諸表とは、連結決算により親会社が作成した財務諸表のこと。連結財務諸表を構成するものとして連結貸借対照表、連結損益計算書、連結剰余金計算書、連結キャッシュフロー計算書、連結付属明細票などがある。個別決算によって作成される個別財務諸表と比べて、企業集団の経営成績や財務状況を明確に把握することができる。

日本の投資家は個別財務諸表を重視する傾向があったが、証券取引法のディスクロージャー制度の大幅な見直しから、2000年3月期の決算からは連結財務諸表中心の開示制度が義務付けられている。

親会社、子会社は持株比率ではなく「実質支配力基準」に基づくため、実質的に会社の意思決定を支配していれば親会社とみなされ、連結の対象と判断される。連結決算だと、子会社へ赤字を押し付けるなどの操作ができないため、親会社、子会社を含めたグループ全体での健全な経営が求められる。

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