個別財務諸表 ( こべつざいむしょひょう )とは?
個別財務諸表とは、企業が決算時に作成する財務諸表で、単体の企業のもの。個別財務諸表に対し、企業集団全体の財政状況を表す財務諸表を連結財務諸表と呼ぶ。
財務諸表とは企業活動によって資金をどこから獲得して、どのように使っているか、どのくらいの利益を上げているかといった財務内容を、株主、債権者、税務当局などの外部の利害関係者へ報告するために作成される計算書類のこと。一定期間における経営成績と一定時点における財政状態などが報告される。財務諸表の中身は、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、株主資本等変動計算書、およびこれらの付属明細書などからなる。
日本の投資家は個別財務諸表を重視する傾向にあったが、証券取引法のディスクロージャー制度の大幅な見直しから、2000年3月期の決算からは連結財務諸表中心の開示制度が義務付けられている。