超低金利政策 ( ちょうていきんりせいさく )とは?

超低金利政策とは、中央銀行コール市場に資金を大量に供給して、政策金利である無担保コール翌日物金利を低くするという金融政策のこと。

金融機関が短期資金を必要とする場合は、通常、銀行間同士でお金を貸し借りするコール市場を利用する。無担保コール翌日物とは、コール市場で、銀行同士が無担保で翌日返済の短期資金を貸し借りするもののことをいう。低金利政策によって、銀行は低い金利で資金を調達できるため、企業への融資がしやすくなり、景気を刺激する効果が得られる。しかし、個人の預貯金の金利が下がるというデメリットがある。

ゼロ金利政策も低金利政策のうちのひとつで、無担保コール翌日物の金利をゼロに近い数字まで切り下げること。日本では1999年2月からゼロ金利政策を導入し、2000年8月にいったん解除したが、2001年3月に再び導入した。2006年7月に解除され、それ以降は超低金利政策が続いている。

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