繰戻し ( くりもどし )とは?
繰戻しとは、会計上では当期で発生した欠損金などを前期に戻すことをいう。中小企業は当期の欠損金を繰戻すことで、前年度に納めた法人税の還付を受けることができる制度がある。これを繰戻し還付金といい、2009年2月1日以後に終了する各事業年度に適用される。
ただし、繰り戻し年度から当期まで連続して青色申告書である確定申告書を提出し、当期の確定申告書と還付請求書を申告期限内に提出することが必要条件となる。
還付請求金額の計算式は、前事業年度の法人税額 x 当事業年度の欠損金額 ÷ 前事業年度の所得金額となっている。
なお、繰戻しとは逆に当期の欠損金を翌期に持ち越すことを繰越という。