為替ダンピング ( かわせダンピング )とは?

為替ダンピングとは、輸出拡大を目的として、自国の為替レートを引き下げること。自国通貨の為替レートが輸出国通貨に対して低ければ競争力が増し、高ければ競争力が落ちるため、輸出に関しては自国通貨レートが低い方が有利になる。輸出の促進や輸出不振の改善のために為替ダンピングがなされるが、貿易摩擦の原因にもなり、国際的な批判を招きやすい。

なお通常のダンピングとは、特定の製品の価格を国外で大幅に値引きする不当廉売のことをいう。ダンピングは特定の製品にしか有効ではないが、為替ダンピングの場合は輸出全般にわたって競争力を高めることができる。

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